伊賀市 吉相印・はんこ(実印、銀行印、認印、会社印、落款印)・ゴム印・仏具(数珠、線香)・御位牌(文字手彫、機械彫)
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 「種の保存法」とは、日本の伝統文化を守るため、アフリカ象を含め、動植物の保護と有効利用の観点から新たに制定された法律です。  このシール(標章)は、お客様のお買い上げ商品が「種の保存法」に基づき、政府より認定された商品である事を証明するものです。
本象牙横目印材(日輪)
木目のようなシマの濃い象牙からしか取れず通常は象牙に沿って縦に取りますが横に取るため、そのシマが印鑑の側面に何重もの丸の模様になっている大変貴重な印鑑です。
本象牙横目芯持印材
木目のようなシマの濃い象牙からしか取れず通常は象牙に沿って縦に取りますがシンを中心に横に取るため、そのシマが印鑑の側面にシンを中心にして何重もの丸の模様になっている大変貴重な印鑑です。
本象牙芯持印材
芯の小さな象牙からしか取れず、その中でも印鑑の長さに切断した象牙の中心から一本しか取れない大変貴重な印鑑です。

象牙

象牙は、彫刻には最適といわれています。その理由は、重要な印鑑の条件として、磨滅が少なく、耐久力がある。印影が鮮明である。干割れや虫喰いがしない。捺印しやすい。という事があげられます。象牙の色は気品のあるアイボリー色で、材木と同じ様に縞目がありこの目は外側ほど荒く中心部へ近づくに従って細かくそろっています。材質的にも中心部ほど緻密で堅牢となり同じ寸法の印材でも表皮層、中間層、中心層のどの部分から採れたかによって価値も数段違います。特に中心層の部分では少量しかとれないため非常に貴重な材料です。この中にも最もこまかい先端部分の真点からとった芯持象牙印は象牙印鑑の中の最高峰です。象牙のほとんどはアフリカ象です。同じアフリカでも東海岸と西海岸とでは、ソフトとハードというように性質が分かれます。ケニアやタンザニアなどの東海岸がソフト、南アフリカからナミビアを越えてコンゴの方にかけて西海岸はハード材が産出されます。また、中央アフリカの方では中間の性質を持つセミハードの象牙がでます。 「ワシントン条約」  平成元年10月、スイスのローザンヌで行われた第7回ワシントン条約会議において象牙はT類に指定され、以来輸出入が全くできないという規制が現在も続いています。 「商取引の禁止」はありません  ワシントン条約とは、「絶滅の恐れのある野生動植物の輸出入を規制する」条約です。付属書がT類からV類まであり、象牙がいま置かれている立場はT類で「国際商取引の禁止」という一番厳しいものです。もちろん国内での販売は罪になりません。 「アフリカ諸国の願い」  今、アフリカでは人口増加により野生生物が生息する環境が激変しつつあります。象もあれだけの大きな体をしており、非常に食欲のある動物です。1日に自分の体と同じだけの量の草を食べます。象は1年がかりの自分の遁回エリアを決めており、そのエリアの草を1年かけて食べてまわります。一方、人間は人口増加により奥地へ奥地へと象の生息エリアに入っていきます。すると次の年に象が戻ってきた時、そのエリアは人間様が開発しており、象のえさはありません。象はたくさん食べる必要があるため、どんどんそのエリアは狭くなっていきます。象は減少している訳ではなく、逆に増えすぎると食料の問題から保護できなくなるのです。そのために今ある象牙をなんとか他の国、特に日本に売ることによって持続的需要を可能にしたい、そしてその収益を利用して象を保護したい、というのがアフリカ諸国の訴えなのです。

水牛

  

「白水牛」
象牙に次いで多く用いられているのは白水牛で、象牙同様に好適です。粘り強さが彫刻に適し、長持ちします。油を絶やさぬなどして手入れをすれば象牙同様に美しく長持ちします。これも角の中心部の芯のとおった部分からのものを選ぶことです。

 「黒水牛」
 これも一般向きの印材として普及されています。水牛の角を切り出してから特殊洗料で漆黒に染めたもので、加工的要素をもつものといえます。

つげ

 中国でも明の時代からもさかんに用いられました。木性の印材としては良い方とされていますが、木性のため価格が低廉で、官公印、私印とも現代ではもっとも大衆的で、利用度は多い印材です。しかし、この印材にも欠点はあります。なにせいわば生ま木同様のものですので耐久力がなく、刻字の間がつまりやすく、磨滅度や汚損が多く、欠落が生じやすいものです。

水晶

硬くて彫刻がむずかしく、それでいて欠けやすく、印材として不適です。

虎目石

美的感覚に富み、耐久力でも優れています。幾千万年の歳月のあいだに種々の変化を重ね、天然の青系統、茶系統、または青と茶の交じり合った色彩にあふれ、闇の中に虎や猫など猫科の動物の、眼光の煌きのような鋭さの刺激にあふれています。 彫刻すれば文字は優雅に浮かび芸術的でもあります。磨滅や変化もまったくありません。

メノウ

磨滅や品質の変化がないことは虎目石印と同様で、冴えた朱色など特殊な色彩です。

ラクト

近来では科学の発達から、ラクトロイド、エボナイなどの合成材が印材として登場していますが、彫刻の点では容易、脆くて欠けやすいのが最大の欠点です。目方もかるく貫禄がなく、光沢に生気がありません。